「サレタガワのブルー」28話ネタバレ感想ご紹介!
「サレタガワのブルー」27話で、暢の初めての彼女・茉拓(まひろ)との過去が描かれました。
茉拓は暢が高校3年生の時に付き合っていた彼女で、二人は周囲から“理想のカップル”と羨まれるくらい仲良しでしたが、彼女は交通事故により突然暢の前から消えてしまうことになります。
絶望の淵に立った暢はどう立ち直るのか。
「サレタガワのブルー」28話のネタバレ感想です♪
「サレタガワのブルー」28話のあらすじネタバレ♪
茉拓の死から学校に来なくなってしまった暢。
そんな暢を励まそうと友達が代わる代わる家まで励ましに行きましたが、自室に籠りっきりで姿すら現すことすらありませんでした。
暢の心の傷はそれほど深かったのです。
その様子を見ていた誰もが不安でした。
『ひょっとして後追いするんじゃないか?』と。
「茉拓は絶対お前に生きて欲しいと思ってるぞ!」
「変なこと考えるなよ暢!!」
友人たちが暢の身を案じて『死を選ばないように励ます言葉』を送り続けました。
しかし、久民の心には一つの違和感を感じていました。
みんなやたらと『死ぬな死ぬな』ってそればっかり押し付けている気がしたのです。
それは、本当に暢の心に寄り添った言葉なのか、わからなくなりました。
ある日、一人で暢の自室の扉の前で座り込んだ久民は返事のない部屋の向こうに語り掛けました。
「一番近くでお前らカップル見てきたじゃん?だから余計色々考えるんだ」
もしかしたら茉拓はなかなか暢が後追いしてくれなくて寂しがっているかもしれない。
それとも真逆で、みんなが言うように後追いなんて望んでいないかもしれない。
「いくら憶測で考えたところで茉拓の気持ちを答え合わせすることはできないんだ」
「でも暢はそこにいる 暢の気持ちを考えて答え合わせすることはできる…じゃん?」
久民は自分を暢の立場に置き換えて、彼の気持ちを想像しました。
自然と溢れる涙を堪えることはできませんでした。
「もし暢の…立場だったら もう死ぬわ」
どれだけ周りに「生きろ」と言われても茉拓に会いたくて死ぬ。
考えれば考えるほど死にたくなる。
「暢…さ…生きててえらいな」
涙ながらの久民の言葉は、暢に届くのか…?
「サレタガワのブルー」28話ネタバレ感想♪
前回に引き続き、暢の過去が描かれた28話でした~。
茉拓を喪って塞ぎ込んでしまった暢を励まし続けたのは久民でした…すごくいい友情ですね…ちょっとウルっときました…。
大人になってもその友情が続いているのが納得できる内容です。
それでは「サレタガワのブルー」28話ネタバレ感想です!
悪い想像ばかりが浮かぶ
校内でも仲良しで有名な二人でしたから、誰もが暢の心の傷を心配し励まし続けました。
しかし、それでも彼は学校を休み続け、自室に籠りっきりになって誰にも会いません。
恐らく、まともに家族とも顔を合わせていなかったのでしょうね。
それくらい大きなショックを受けたことは誰もが気づいていました。
仲が良くて、いつでもどこでも一緒の二人だったから、『もしかしたら後追いを考えるのではないか?』と、周囲が想像するのも当たり前ですね。
友人たちは想像ばかりが先走り、思いとどまるような言葉を何も言わない暢に投げかけ続けました。
その様子を見ていた久民が感じた違和感は『それは本当に暢の気持ちに寄り添っていると言えるのか』と言う疑問かと思います。
一人で暢の元にやってきた久民は、それまでに色々考えたんだと思います。
みんなと同じように『茉拓は後追いしてほしいと思っていない』?
それとも『寂しいから早く会いに来てほしがっている』?
しかし茉拓本人が居ない以上、どんなに考えても答えは出ません。
きっとこの時、久民は周囲と暢の気持ちの答え合わせが出来ていないと気づいたと思います。
『彼の身を案じた言葉を一方的に投げつけているだけの現状であり、暢はどう考えているか。』
それを理解しなくては説得も何もないと感じたんだと思います。
久民自身は『大切な友達の暢に死んでほしくない』と思っています。
しかし、自分を暢の立場に投影したとき、何よりもの大切な存在を喪ってしまった悲しさは“死”を選ぶほどの悲しみだと思い知ります。
だからこそ命を絶つことをなかった暢を純粋に褒めることができ、それでも“生きていてほしい”と投げかけました。
久民から暢の気持ちに寄り添う言葉を受け取った彼がどうするのか…。
ぜひ、作品の中で読んで見届けて欲しいです…。(涙
「サレタガワのブルー」28話ネタバレまとめ♪
「サレタガワのブルー」28話のネタバレ感想でした!
茉拓を喪って一人ふさぎ込む暢の本当の気持ちに寄り添った久民。
二人の友情の深さがより伝わってくる素敵なお話でした。
暢は久民の言葉をどんな気持ちで聞いたのか…ぜひ本編でご確認くださいね。
それでは「サレタガワのブルー」29話もお楽しみに♪