「木更津くんの××が見たい」３話のネタバレと感想をご紹介します。
「木更津くんの××が見たい」２話では、満月の下で二人がロマンティックなキスを交わしたところで終わっておりました。
会いたいという気持ちの出どころを考えずにはいられない一方、職場での変化もまた二人に差し迫ります。
働く大人ならではの悩みが満載な「木更津くんの××が見たい」３話のネタバレをどうぞ！
「木更津くんの××が見たい」３話のネタバレあらすじ
満月の下、貪り合うように何度もキスを交わす二人。
しかし、旭の頭の中は冷静に主張していました。
「キスは違う」と。
その帰り道、手がぶつかるだけで相手を意識してしまう中、決して恋ではないと旭は自分に言い聞かせました。
その翌日、旭は朝から入社当時の先輩、現事業部長の大津竜男との面談をしていました。
容赦ないダメ出しを旭に下す大津は、それだけの発言が許されるだけの実績と地位を確立しています。
近年結婚もし、順風満帆な人生を送る彼を見るたび旭は悔しさを覚えます。
絶対に越えてやるとかたく決意した旭は、大津からの「全国転勤OKだよな？」という質問にこう答えました。
「転勤歓迎です」
躊躇する理由はないと言う旭の頭を、木更津の姿が過ぎりました。
しかし、旭には「〇〇の奥さん」という肩書きよりも大事にしたい「自分」があり、恋に生きる暇はないのです。
一方、木更津の日常にもまた新たな変化がありました。
契約の終わった派遣の代わりに、新しく金沢という可愛らしい女性が入ってきたのです。
小柄な彼女を見て、木更津は対照的な旭のことを思い出します。
仕事としての関係も終わり、今後会うことがあるとすれば、それは完全に互いの意思によるもの。
個人的な連絡先も知らない間柄でありながら、木更津は迷った末に一通のメールを送るのです。
「今夜も会いませんか」
恋か、欲望か・・・迷いながらも木更津が向かった先は旭のアパートで・・・
「木更津くんの××が見たい」３話の感想をネタバレ紹介♪
続いて、「木更津くんの××が見たい」３話の感想をお伝えします！
えっちなだけじゃない！
私は最初、タイトルは勿論、出だしや話のメインテーマから、ただのえっちな作品なのだと思い読み始めました。
しかし、途中から感じていた違和感が、今話でようやくはっきりと確信に変わりました。
これは「性生活」をテーマにしたヒューマンドラマです。
旭の抱えるコンプレックスは、何も「相手がセックスの最中に萎えてしまうこと」だけではありません。
優秀すぎる上司兼先輩の大津の仕事を引き継ぐたび、周囲は総じてがっかりするのです。
絶対同じ立場まで追いついて、いつか超えてやると意気込む旭の姿は、同じ働く女として「見返してやれー！」と応援せざるを得ません。
ただ、仕事に邁進するため恋をしている暇はないと言われてしまうと・・・
是非木更津と幸せになってほしいと願っている身としては「待った」をかけたくなってしまうのです。
せっかく自尊心が満たされる相手ができたのに！
昇進のためには全国転勤を歓迎しなければならず、木更津との関係を続けるには昇進を諦める必要があり・・・
主人公にとって重要な選択が次々と降りかかる感じがあります。
えっちなだけではない、しっかりと物語性のある作品で、特に働く女性におすすめできます。
切なすぎる「触れたい」気持ち
旭の部屋で交わされる疑似セックス・・・互いに向かい合い、自慰をし合います。
いやらしい音と自分に興奮する相手の顔が見えるだけの世界で、二人が思うことは「セックスしたい」でした。
これまでの失敗から「したくない」だった二人が、自分に自信を与えてくれる相手に出会って、再び「したい」と思えるようになるんですが、問題はここからです。
したいのに、これまでの経験からその一言が言い出せないんですよ。
ずっと見たかった自分に興奮する相手の顔が見られたのに、もし実際にセックスをしてその顔ががっかりしたものに変わってしまったら・・・そんな不安が邪魔をするんです。
キスよりもっと刺激的な行為で相手がどんな顔をするのか、見たいのに、逆に壊してしまうのではないかと一歩踏み込むことを恐る二人。
色々経験したゆえに臆病になる、そんな大人ならではの躊躇いがすごく胸を苦しくさせます。
その一歩を踏み出せる日が来ることを願ってしまいました。
「木更津くんの××が見たい」３話ネタバレまとめ
「セックスはしたくない」と言い張っていた二人が、とうとう「セックスしたい」と思うようになりました！
しかし、根深い二人のコンプレックスがその一言を封じ込めます。
おまけに旭が転勤者候補・・・？
新たな人物も加わり、波乱の予感がする「木更津くんの××が見たい」４話へはこちらからどうぞ！
