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ハレ婚 /4巻ネタバレ!実家に帰らせて頂きます…?小春の家出と女子高生!

「ハレ婚」4巻のネタバレと感想をご紹介します。

「ハレ婚」3巻では、龍之介と共に風呂へ入った小春がバランスを崩して龍之介の上に乗ってしまったところで終わっていました。

機嫌を損ねた小春はとうとう家出を決意。

しかし、戻った実家の店にはすでに女子高生アルバイトのうららがおり・・・

おまけにゆずもまどかも龍之介も、彼女には好意的で・・・?

 

小春が龍之介との出会いを思い出す「ハレ婚」4巻のネタバレをどうぞ!

「ハレ婚」4巻のネタバレあらすじ

風呂の栓を追いかけた結果、龍之介に抱き抱えられてしまった小春。

胸元を隠しながら離れようとしますが、龍之介の手は小春の体を好きに触ります。

敏感な体は小春の意に反して龍之介の手に反応をしてしまい、小春はそんな自分にも龍之介にも腹が立って仕方がありませんでした。

小春の矛盾する言動を指摘した龍之介は、小春の本性を「相当淫乱だ」と言い、先に上がってしまいました。

不満の残る小春・・・一人避けに逃げていると、そんな彼女をまどかが責め立てました。

好きじゃないけど風呂は一緒に入り一夫多妻制は認めないと言っておきながら嫁として頑張ろうとする小春の矛盾に、まどかは思うところがあるようです。

自分の矛盾に対し言い訳のような言葉を重ねる小春に、まどかは「嫌なら出ていけば良い」と言い放ちました。

なぜ出ていかないのか、というまどかの問いに言葉を詰まらせる小春。

そんな小春を見て、まどかもまた表情を歪めました。

戸惑いを隠せないまま自室に戻った小春は、一人先に寝る龍之介を見て苛立ちを覚えますが、一方で彼が慣れない労働で疲労していたことに気付きます。

龍之介の寝顔に語りかける小春は、ふと彼を「龍」と呼んだことで、かつて二人が出会った時のことを思い出しました

 

十年前の夏のこと、いつも一人神社で佇む龍之介の姿小春は見かけていました

そんな彼に声をかけたのは、龍之介が神社の敷地内で立ちションをしているところを見てしまった時でした。

罰当たりだと龍之介を叱った小春ですが、その時は龍之介に逃げられてしまいます。

次に彼と話したのは、友達が皆旅行に行ってしまい、小春が一人きりの時でした。

龍之介を見つけ駆け寄った小春が木の根に足を取られ、転んでしまったことをきっかけに、彼女は龍之介を自身の下僕として扱うようになったのでした。

しかし、その後龍之介は東京へと帰ることになり二人の関係は一度そこで切れてしまったのでした。

それからずっと、龍之介はただ小春を思い続けていたのです。

 

龍之介との出会いを思い出した小春

しかし、そんな小春を尚も揶揄う龍之介に、小春はとうとう家出を決意します

誰一人小春を呼び止める者はなく、そのことにも不満を抱きながら実家へと向かった小春ですが、深夜2時に帰ってくるような娘を母が受け入れることもありません。

友人の元へ身を寄せた小春は、自分が伊達家でなんの役にも立たないことに不貞腐れていました。

小春の変化を揶揄うアッコに対し、素直になれない小春は強くその言葉を否定します。

一方、小春の出て行った伊達家では、自転車の練習をしていた龍之介が散歩がてら小春を迎えに行くことにしました。

周囲を見渡しながらのろのろと自転車を走らせていた龍之介は、見知らぬ女子高生の股に前輪を突っ込んでしまいます。

その女子高生は松橋うららという名で、小春の実家の店ルパンで新たに雇ったアルバイトでした。

実家に戻った小春は、うららと龍之介が自分の知らぬ間に仲良くなっていることにショックを受けます。

龍之介に帰宅を促される小春がその誘いを断ると、彼はうららの手を引きながら言いました。

「じゃあ、この子と帰ろう」と。

うららを連れ帰った龍之介の意図は一体・・・

 

「ハレ婚」4巻の感想をネタバレ紹介♪

続いて、「ハレ婚」4巻の感想をお伝えします!

小春の家出

これまで散々龍之介との関係を拒んできましたが、ついにその不満が爆発しましたね。

というか、今まで一度も「出ていく」という発想がなかったのは、なんだかんだで彼女が龍之介との関係を捨てる気がなかったからではないでしょうか?

それを察していたからこそ、まどかは小春が憎かったのかもしれませんね。

龍之介からの好意を受けておきながら、決してその想いには応えず・・・しかし、離れる気もないという小春の態度がズルく見えていたのかもしれません。

だからこそ、家出を促し、出て行った後は嬉しくてにんまりしてしまったのでしょう。

まどかの思惑通りの行動をする小春の単純さもなかなかに愉快ですが、本当に行き当たりばったりな子だなあ、と感じたのは家出をした後でした。

玄関前で母親に対し泣きながら「家にいれて」と叫ぶ小春。

最初は拒絶態度を見せていた母が、段々と哀れになり鍵を開けようとしたにもかかわらず、まさかの自滅・・・思わず笑ってしまいました。

そしてお母さんはやっぱり娘の目から見ても美人なんですね・・・美人親子という常連さんの発言を思い出してしまいました。

 

しかし、家出中で龍之介との距離が物理的に空いたおかげか、小春の発言がいつも以上に素直なように思えます。

自分がいなくてもできる嫁が二人もいて居心地が悪い、というのは、アッコの言う通り「自分も何か旦那の役に立ちたい」という言葉に聞こえました。

他にも「あたしだけ愛してくれる人じゃなきゃ嫌」とか、完全に龍之介を独り占めしたいと思っている人のセリフですよね。

やっぱり小春の気持ちはすでに龍之介に向いているみたいですね!

そして、まどかの様子を見るに、周りには小春の気持ちがバレバレなのでしょう。

いつ彼女がその気持ちを自覚するかが、今後の話に影響しそうですね。

自分の恋心を自覚した後の小春は、龍之介に対してどの程度素直になるのでしょうか?

これまでの態度もあるでしょうし、自覚しても素直には認めなさそうですし、あからさまに態度を変えたりとかもなさそうですが・・・

ゆずやまどかの存在も、未だハレ婚という制度に慣れきっていない小春には気になって仕方ないでしょうしね。

それに、好きな人相手でも無理だった性行為も、気持ちを自覚したからといってすぐにはできなさそうです。

そう考えると、小春は自分の気持ちを自覚してからの方が問題が山積みなのではないでしょうか?

まだまだ目の離せない展開が続きそうですね!

 

新キャラクターうらら登場

小春の家出を機に知り合った女子高生うらら。

高校卒業後は東京のカフェで働きたいという夢のため、小春の実家が運営するルパンでアルバイトをすることにした美少女です。

大人しく健気な様子の彼女は、出会ってすぐの小春、ゆず、まどかの三人から驚くほど簡単に受け入れられます。

確かにうららはとても上品ないい子そうです。

ゆずと同じように両親から後継の問題で期待を受けている子なので、ゆずにとっては親近感の湧く子でしょう。

先輩と呼ばれた小春が庇護欲を刺激されてしまうのも頷けます。

しかし、まどかまでうららに対し好意的なのは正直意外でした。

うららに対する龍之介の下心がどの程度本気かはわかりませんが、ハレ婚制度は四人まで妻を娶ることが可能ですし、もしかしたら彼女が四人目の妻候補かな、と思ったのです。

ただ、ひどく好意的なまどかの態度を見ると、もしかしたら彼女は龍之介にとってそういう対象ではないのかもという気もしてきました。

恋敵だとすれば、まどかが親切にする理由が見当たりませんし・・・

何かしらまどかにしかわからない機微が、うららの態度にあったのかもしれませんね。

珍しく穏やかな表情を浮かべるまどか・・・優しげな笑顔が非常に魅力的でドキドキしてしまいました。

 

そして、意外といえば、お酒に酔ったまどかは想像以上に思い切りの良い気風をしていましたね。

彼女の自立したところは、彼女の言う「親や先祖が一生を保障してくれるわけじゃない。思ったように生きるべき」という考えのもと成り立っているのかな、と感じました。

もしかしたらですが、まどかはあまりご両親との関係が良くないのかもしれませんね。

まどかもゆずも、龍之介と結婚する経緯が未だ語られていないので、そう出会い、ここまで辿り着いたのかがすごく気になります。

そして、うららもまた色々と悩みの深そうな子なので、先が気になりますね。

それにしても、彼女、小春よりも伊達家に馴染んでいるのでは・・・?

小春の立場がますます無くなりそうですね。

 

「ハレ婚」4巻ネタバレまとめ

龍之介との出会いを思い出した小春ですが、こんな家にはいられないと家出を決意しました。

しかし、小春が家出をしている間に、龍之介たちは小春の実家が営む喫茶店の新人アルバイトうららと仲良くなってしまい・・・

自分がいない間も楽しそうな龍之介の姿に小春はどうでるのでしょうか?

小春の家出が続く「ハレ婚」5巻はこちらからどうぞ